夫の実家では、白いラブラドールレトリーバーを飼っていました。
名をくーちゃんと言います。
今日はくーちゃんの話をしたいと思います。
これは夫からの伝聞なのですが、
くーちゃんは性格が悪いのです。
どう性格が悪いかと言うと、犬によって態度を変えるのです。
散歩をしていて、小さな犬が近づいてくると、くーちゃんは
「おう、おんどれはワイの散歩道でようけ大きな顔しとるなあ!」
とばかりに大きな声でヴォウッと吠えてけんか腰になるのです。
立ち居振る舞いも堂々としています。
同じように散歩をしているとき、遠くから大きな犬が近づいてきます。
絶対に触れ合えない距離にいるときは、
くーちゃんはまたけんか腰で今にも飛びかかりそうな勢いでいます。
でも、段々と大きな犬が近づいてくると、
尻尾はお尻の下に入り、耳はぺったりくっついて、
「ごめんなさいごめんなさい」と情けな~い態度を取ってしまいます。
つまりくーちゃんは、弱いものには大きく出て、強いものにはへりくだるという、
とてもわかりやすい性格の子なのでした。
今日はそんなくーちゃんの絵を描きました。
それでは。